2011年3月11日の東日本大震災に伴って発生した福島第一原子力発電所事故により,日本国民にとって『放射能・放射線』は切り離せないものとなってしまいました.放射線の健康影響については負のイメージから始まるものであるため,放射線を得体のしれない不明確なものとして漠然と「怖い」「危険」と考えられており,現在でも多くの国民が,氾濫した情報の中で,何が正しく何が誤りなのかを判断できない状況にあります.その一方で医療において放射線が果たしてきた役割は大きく,放射線診療による疾病の早期発見や治療は,患者や被験者にとって大きな便益を与えています.医療技術やエレクトロニクスの発達に伴い,今後も放射線を用いた検査や治療は増加すると考えられます.
 本講座では,放射線の健康影響や,身の回りにある放射線,医療放射線と被ばくについて講義することで,一般市民に放射線について正しく理解し判断する機会を提供することを目的とします.

日時 平成251019日(土) 1300 1600 
(第
41回日本放射線技術学会秋季学術大会時)
会場 アクロス福岡
810-0001 福岡県福岡市中央区天神1丁目11
TEL 092-725-9111
参加費 無料
事前申込 不要(先着300名まで)
問合先 公益社団法人 日本放射線技術学会 事務局
TEL 075-354-8989  E-mail office@jsrt.or.jp
     
プログラム
総合司会 総合病院国保旭中央病院 五十嵐隆元
   
九州大学病院 中村 泰彦
   
講演1 放射線の健康影響 -エビデンスにもとづいて-
 
放射線医学総合研究所 島田 義也
講演2 暮らしの中の放射線 -自然放射線と環境被ばく-
 
放射線医学総合研究所 田上 恵子
講演3  医療の中の放射線 -医療放射線と医療被ばく-
 
千葉大学医学部附属病院 加藤 英幸

 

ポスター(PDF

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