本学会では,学術委員会の下に学術調査研究班を設置し,放射線技術学に関する調査・研究の推進と啓発を行なっています.この学術調査研究班は,個人で研究するには困難なテーマについて全国からエキスパートを募り共同研究を通じて成果を上げていただくために編成されます.平成26年度から学術委員会から提示するテーマにそった研究(A)区分と,従来からの調査研究(B)区分を設けています.平成27年度の(A)区分のテーマは,チーム医療とします.
 活動期間は,すべて平成27年5月から平成29年1月です.(A)区分は最大80万円:2~3班,(B)区分には最大50万円:5~7班の活動費と採用を予定しています.研究テーマの採否および活動費は,申請書の研究内容および執行計画を学術委員会で精査し審議のうえ決定します.(A)区分に採用されなくとも(B)区分で採用する場合もあります.
 学術調査研究班の活動成果は,平成28年度の秋季学術大会で発表するとともに,本学会誌または英語論文誌に学術論文として投稿していただくことが原則となっています.来年度(平成27年度)の学術調査研究班に奮ってご応募くださいますようご案内します.

以下の内容を申請用紙に記載いただき事務局にご提出ください.

区分 テーマ区分(A)(B)のどちらかをご選択ください.
申請者 所属と氏名,連絡先を書いてください.
テーマ 具体的に内容のよくわかるテーマ名を書いてください.
内容 研究背景,目的,新規性,方法,活動計画および期待される成果を書いてください.
活動費は,初年度,2年目の使用予算の配分をあらかじめ決めてください.各年度の活動費を越えて使用することはできません.また,初年度に余った経費を翌年度に繰り越すことはできません.初年度に全額を設定することもできます.摘要には旅費以外でかかる経費(送料・印刷代・消耗品など)を書いてください.
倫理調査 申請する調査研究の倫理対応について該当するものをご選択ください.

A. 当該施設の倫理審査委員会に諮り承諾を得ているか,倫理審査委員会に申請する予定である.
B. 本学会の倫理ガイドラインにより,倫理審査委員会への申請が不要と考えられる研究である.
C. その他 (倫理対応についての説明をお願いします.)
アンケートを伴う調査研究の場合,倫理的に問題がないかを判断するため,応募時にアンケートの依頼書を必ず一緒に提出してください.
構成 予定している班長ならびに班員の名前と所属を書いてください.(A)区分の場合は班長以外に非会員が含まれていても構いません.(B)区分の場合は班員も含めて原則会員で構成してください.
応募締切 平成26年9月21日(日)
応募先 日本放射線技術学会 事務局  E-mail office@jsrt.or.jp

ご参考までに,平成26年度のテーマと班長は下記の通りです.


区分
タイトル
班 長

A
1.
MRIの条件付き人工内耳と歯科用インプラント等の安全性に関する検証
小倉 明夫
 
2.
小児核医学検査における適正投与量の検証を目的としたファントムによる画像評価に関する研究
長木 昭男

B
1.
X線CT撮影における標準化の調査研究
高木  卓
 
2.
非血管系IVRにおける医療従事者の水晶体被ばく線量評価に関する多施設共同研究
松原 孝祐
 
3.
FDG-PETとMRIにおけるSUVとADCの定量性に関する多施設共同研究
三輪 建太
 
4.
放射線技術学分野における電子用語集の構築を目指した知識基盤の整備
辻 真太朗
 
5.
X-CTの吸収線量測定法の確立と患者臓器線量の定量的評価
大野  剛