近年,画像診断の発展は各診療科での診断や治療に大きく貢献しています.神経内科や脳神経外科領域でも画像診断は診断に欠かせない検査の一つとなっています.しかし最も重要であるのは問診や身体所見など患者本人から診て,聴いて得られる情報です.頭痛やしびれ,物忘れなど日常よく遭遇する症状を医師はどのように診察を行い診断,治療へ移行していくのか,また脳を支配する12対の脳神経がどのような機能を持ってどの領域を支配しているのかなど,診察の現場で行われている脳神経の評価法についても詳しく講演していただきます.続いてさまざまな脳神経疾患について,実際の診療内容を神経内科医と脳神経外科医に,また脳神経の基礎と診療内容を理解した上で,放射線科医にMRIやRIなど画像診断についてそれぞれ講演をしていただきます.最後に,RIで認知症診断の診断薬として発売された製品について特性から臨床画像までをメーカーの立場から講演していただきます.
 今回のセミナーで脳神経疾患の特徴を理解し,それがより良い画像提供に繋がっていくことを期待しています.同僚をお誘い合わせの上,奮ってご参加いただきますようお願いします.

テーマ 『脳神経疾患~患者を診て画像を理解する~』
日時 平成27年6月21日(日) 9:00~17:00
会場 大阪市立大学医学部学舎4階 大講義室(JR天王寺駅より徒歩9分)
〒545-8585 大阪市阿倍野区旭町1-4-3  
TEL 06-6645-3611(大阪市立大学医学部学務課)
募集人数 150名 (申し込み多数により参加いただけない場合には連絡します.)
参加費 会員 2,000円  非会員 4,000円
申込期間 平成27年4月27日(月)~5月24日(日)
申込方法 近畿支部ホームページの参加申込みフォームよりお申し込みください.
問合先 E-mail sciences@jsrtkinki.jp
URL 近畿支部ホームページ 
プログラム
 8:40~ 受付開始
 9:00~ 9:10 開会挨拶
 9:10~10:10 『脳神経12対のすべて』(仮)
 
京都府立医科大学 総合医療・医学教育学 滋賀 健介
10:20~11:50 『神経内科医が診る脳神経疾患』(仮)
 
京都府立医科大学附属病院 神経内科 水野 敏樹
13:00~14:30 『脳神経外科医が診る脳神経疾患』(仮)
 
大阪大学医学部附属病院 脳神経外科 貴島 晴彦
14:40~16:10 『脳神経疾患領域の画像診断』(仮)
 
大阪大学大学院医学系研究科 渡邉 嘉之
16:20~16:50 『認知症診断の新薬とその解析について』
 
日本メジフィジックス(株) 成田  篤
16:50~17:00 閉会挨拶
※プログラムが変更になることがありますので,最新の情報を近畿支部ホームページにてご確認ください.