われわれ診療放射線技師は,医療行為という人の健康や命に関わる診療業務に従事する技術職の一員として,最高の安全を確保しつつ確実で迅速に検査や治療を実施しなければなりません.しかしながら,機械ではない人間が行う行為には,普遍性がなく,繰り返し行う単純作業であっても携わる人間の心理状態や思い込みによって簡単にインシデントやアクシデントが発生してしまいます.この「動画で見る医療安全 -放射線部門の危険予知トレーニング-」では過去の事例をもとにモダリティごとに動画でわかりやすく再現し,その発生機序や改善策を丁寧に解説しています.
紙面ではなく動画で見ることで,仮想的な経験値を高め,皆さんの職場に潜むインシデントやアクシデントを事前に予知する能力を高めていただくことが目的です.個人での学習はもちろん放射線部内や院内で開催される医療安全講習会等でこのCDを活用していただき,安心安全な病院環境作りの一助になれば幸いです.
なお,このCDの内容は,2011年および2012年に日本放射線技術学会近畿部会(当時)の編集委員会が特別企画として部会CD雑誌Vol.17 No.2, Vol.18 No.2に掲載した「動画で見る!放射線部門における医療安全マニュアル」第1弾と第2弾をリメイクして作成しました.
書名 | : | 放射線医療技術学叢書(35)「動画で見る医療安全 -放射線部門の危険予知トレーニング-」 |
企画 | : | 近畿支部 |
頒布価格 | : | 1,500円(消費税込,送料学会負担) |
主要内容 | : | モダリティ別のインシデントやアクシデント事例を動画で収録 一般撮影,病室撮影,透視検査,CT検査,MRI検査,核医学検査,放射線治療,血管造影 |
発売日 | : |
平成27年10月1日
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購入方法 | : | 本会ホームページ“出版物” よりお申し込みください. |
問合先 | : | 学会事務局書籍担当 E-mail blaetter@jsrt.or.jp |