医政発0430第1号平成22年4月30日厚労省医政局長より「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」が通知されました.このなかには,「各医療スタッフの専門性を十分に活用し,医療スタッフがチームとして情報を共有した上で,医療スタッフ間の連携を一層進めることが重要である」と述べられています.さらには診療放射線技師による読影補助の必要性についても述べられており,円滑な救急医療を行うために「一人の医療人として何が出来るか」ということが問われている時代にきているのではないでしょうか.
 今回のステップアップ臨床セミナーでは『救急医療』をテーマに取り上げ,その中でもチーム医療の基礎的な考え方や取り組みについて,救急医療の最前線で活躍されている先生より講演いただきます.また,救急診療において重要な検査である胸腹部のX線写真の読影のポイントや,多くの施設で遭遇する急性腹症の画像診断についても学んでいきたいと思っています.
 最前線で救急領域での読影の補助を行うためには,多くの症例を経験し,幅広い知識が必要になります.本セミナーの受講によって,ひとりでも多くの方が「救急医療」「チーム医療」「読影補助」に興味を持っていただきたいと願っています.
 皆様奮ってご応募いただきますよう宜しくお願いします.

テーマ 『救急医療 Up Date 2016』
~今日の救急診療の仕組みを学び,また救急診療における病態とその画像所見の成り立ちを理解する~
日時 平成28年6月12日(日) 9:50~17:00
会場 国立病院機構 大阪医療センター 緊急災害講義棟 3階 講堂
〒540-0006 大阪市中央区法円坂2丁目1番14号
TEL 06-6942-1331(代表)
参加費 会員 2,000円  非会員 4,000円
募集人数 150名
     
申込期間 平成28年4月25日(月) ~ 5月22日(日)
申込方法 近畿支部ホームページの申込フォームよりお申し込みください.
問合先 E-mail sciences@jsrtkinki.jp
URL 近畿支部ホームページ http://www.jsrtkinki.jp
     
プログラム
 9:15~ 受付開始
 9:50~ 開会挨拶,会場説明
10:00~11:30 「病院前から始まる救急医療とチーム医療」
公立豊岡病院 但馬救命救急センター 小林 誠人
11:30~12:30 「的確に病態を把握する為の患者診察の手順とその所見について」
公立豊岡病院 但馬救命救急センター 嘉屋 裕喜
12:30~13:30 休憩
13:30~15:00 「胸部X線写真,腹部X線写真の読影の基礎」
聖マリアンナ医科大学 松本 純一
15:00~15:15 休憩
15:15~16:45 「急性腹症の画像の成り立ち(CT及び腹部エコーについて)」
近畿大学医学部放射線医学教室 柳生 行伸
16:45~ 閉会挨拶
    *プログラムが変更なることがあります.最新の情報は近畿支部ホームページにてご確認ください.