福島第一原子力発電所の事故から5年を経過してもなお市民の放射線被ばくに対する関心は絶えず,医療現場においても患者からの医療被ばくに対する不安や質問を受ける機会が増えています.そのような中,医療放射線の専門家である診療放射線技師は被ばくの分類や形態,生体影響等の正確な知識,放射線防護の原則や方法を正しく理解し,患者の不安に応えられるコミュニケーション能力を養っていくことが求められています.

 放射線防護についての知識を整理しさらに最新の知見を取得する,また患者への対応方法を見つめなおし診療業務の質を向上させる目的で,放射線防護セミナーを開催します.

日時 平成28年7月30日(土) 11:00~17:10 (受付10:30~)
会場 北海道科学大学 保健医療学部 C棟 2階 医用画像情報学実習室C227
(札幌市手稲区前田7条15丁目4-1)
定員 50名
参加費 会員 6,000円 (放射線防護部会員 5,000円)  非会員 12,000円
     
申込期間 平成28年6月20日(月)~7月22日(金)
申込方法 下記の専用申込フォームよりお申し込みください.
http://my.formman.com/form/pc/OQJNVqU7yNjr6oX2/
参考テキスト 放射線医療技術学叢書(31)「図解放射線防護ミニマム基礎知識」(当日,割引販売あり)
     
プログラム
11:00~11:10  開会挨拶
 
放射線防護部会長 塚本 篤子
11:10~12:00 講演①「放射線防護の考え方と関係法令」
 
九州大学大学院 藤淵 俊王
12:10~13:00 講演②「放射線防護で扱う量と単位」
 
筑波大学 磯辺 智範
13:45~14:35 講演③「放射線による人体影響とその対策」
 
セントメディカル・アソシエイツLLC / 国立病院機構名古屋医療センター 広藤 喜章
14:45~15:35 講演⑤「医療被ばく相談に活かすリスクコミュニケーションの基礎知識」
 
総合病院国保旭中央病院 五十嵐隆元
15:45~17:00 グループディスカッション「患者からの被ばく相談に対する対応」について
  小グループにわかれて討議
 
担当:放射線防護部会委員
17:00~17:10 閉会挨拶
 
北海道支部 副支部長 黒蕨 邦夫
問合先 セントメディカル・アソシエイツLLC 広藤 喜章(ひろふじ よしあき)
E-mail hirofuji@cma-llc.co.jp  TEL 052-950-2369
その他 本セミナーは日本救急撮影技師認定機構 認定ポイント対象セミナーです.本セミナーの受講により,2ポイントの認定ポイントが付与されます.また,本セミナーは日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構 認定単位対象セミナーです.本セミナーの受講により,3単位が付与されます.