日本放射線技術学会と日本診療放射線技師会が共同で開催していた合同学術セミナーは,今年度から市民公開講座として開催することとなりました.内容は「乳がんの検査から治療」についてです. 日本における乳がんの罹患率は年々増加しており,乳がん患者の死亡率も増加傾向にあります.しかし,日本の乳がん検診の受診率はOECD(経済協力開発機構)Health Date2015によると先進国の中では1番低く,アメリカの約半分の41パーセントとなっています.
 乳がん患者の増加による社会的な経済損出はもとより,病気が進行してしまってからの治療に要する自己負担も膨大なものとなっています. 乳がんの発見には,自己検診と画像診断(マンモグラフィ,超音波検査)がとても重要となります.私たち日本放射線技術学会と日本診療放射線技師会では,画像診断や放射線治療などのスペシャリストが活躍しており,日々最新の研究や講習会などを通して情報を共有しています.今回の市民公開講座では希望者には乳腺ファントムを使用した自己検診を体験していただき,市民の皆さまに乳がんの見つけ方から治療までをご理解いただくプログラムとなっています.
 また、メディアでご高名な南雲吉則先生をお呼びして,「乳がん死亡率を半減させる「命の食事」」を特別講演として計画しましたので,多くの会員と一般市民の方に参加いただけますようご案内します

 

テーマ 「乳がんの見つけ方から治療まで ~南雲先生と診療放射線技師がお答えします~」
日時 平成29年8月20日(日) 14:00~17:00
     
会場 かながわ労働プラザ
〒231-0026 神奈川県横浜市中区寿町1-4
     
定員 400名
参加費 無料
     
プログラム
開催挨拶 公益社団法人 日本放射線技術学会   代表理事 小倉 明夫
  公益社団法人 日本診療放射線技師会  会長   中澤 靖夫
  司会:横浜勤労者福祉協会 汐田総合病院 曽我部和美
  日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院 藤井 雅代
シンポジウム  
「乳がんに必要な検査あれこれ」
  横浜旭中央総合病院 鬼頭菜穂子
「検査だけが仕事ではない!乳がん早期発見のために診療放射線技師ができること」
聖マリアンナ医科大学附属研究所B&I先端医療センター附属クリニック 後藤 由香
特別講演  
乳がん死亡率を半減させる「命の食事」
  ナグモクリニック総院長 南雲吉則先生
その他 詳細は日本放射線技術学会ホームページおよび日本診療放射線技師会ホームページに掲載されていますのでご確認ください.
問合先 群馬大学医学部附属病院 武井 宏行
E-mail hitakei@gunma-u.ac.jp  
TEL 027-220-8616
主催 公益社団法人日本放射線技術学会,公益社団法人日本診療放射線技師会

 ポスター(PDF