医療情報システムが普及するなか,診療情報の利活用や,情報システムを用いた地域連携,臨床研究の取り組みが新たに始まっています.医療機関を超えた枠組みで診療情報を共有・活用するためには,標準化されたマスタの存在が検査内容や統計の一貫性を担保するために非常に重要であり,「HIS,RIS,PACS,モダリティ間予約,会計,照射録情報連携指針(JJ1017)」は放射線領域における標準マスタとしての役割が期待されています.

 一方,熊本地震から1年以上経過しましたが,大規模災害を想定したシステム構築・運用の対策を行っている医療機関は非常に少ないのが現状です.「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(厚生労働省)では,事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の作成を必須としており,BCPへの対応が多くの医療機関にとっての課題となっています.

 今回,医療情報部会では厚生労働省標準規格であるJJ1017,事業継続計画(BCP),DICOMの最新状況への理解を深めるために,「みて」・「きいて」・「ふれる」 実践セミナーを3期目のPACS Specialistセミナーとして企画しました.これから医療情報管理に携わる方から実務経験者まで,広く,多くの皆様のご参加をお待ちしています.

 

日時 平成30年1月20日(土) 9:20~17:15 (9:00受付開始)
会場 日本赤十字社 さいたま赤十字病院 7階 第3会議室
〒330-8553 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地5
     
募集人数 約30名(申込者人数に達した場合は申し込み期間に関わらず募集は終了させていただきます.)
     
参加費 会員 6,000円  非会員 12,000円
※本学会員の方で医療情報部会にも入会されている方は,会員価格からさらに2,000円引きの会員特典価格:4,000円にて受講できます.
参加資格 実習において表計算ソフト(エクセル)を使用しますのでPCを持参できる方
更新ポイント 医療情報技師育成ポイント:3点
医用画像情報専門技師更新ポイント:15点
     
申込期間 平成29年11月1日(水)10:00~ 平成30112日(金)1700
 ※申込期間を延長しました!
     
申込方法 会員システム『RacNe(ラクネ)』にログインしてお申し込みください.非会員でもご利用いただけます. 非会員でもご利用いただけます.
はじめに,申込の手順をご一読ください.
    ※E-mailアドレスは,必ず連絡可能で添付文書が受取れるアドレスを正確にご登録ください(携帯は除く). 
    ※セミナー当日までの連絡は全てメールで行います. 
    ※申込み後,自動返信メールが届かない場合は電話にてご確認ください.
※メールが届かない場合,迷惑メールフォルダに入っていないかご確認ください.
     
テキスト JJ1017コードマスタの配布.また,座学用テキストとして,叢書(36)「図解 知っておきたい放射線情報システムの構築」を購入して持参してください.セミナー当日は,25%引きの1,200円で販売します.(学会ホームページでの定価1,600円)
     
お願い 宿泊等が必要な方は,ご自身での確保をお願いします.
問合先 東京女子医科大学病院 中央放射線部 放射線治療室 
福岡 美代子(フクオカ ミヨコ)
E-mail pacs_sps_jsrt@rad.hosp.tohoku.ac.jp  
TEL 03-3353-8111
     
プログラム (都合により変更することがあります.)
    9:20~ 9:30 開講式
    9:30~10:15 これならできるJJ1017   -解決!コード作成の問題点-
    10:15~12:00 実践JJ1017(実習形式)  -頻用に無いコードを作成してみよう-
    13:15~14:15 DICOM Update
    14:15~15:00 はじめてみませんかBCP  -医用画像部門システムを中心に-
    15:15~17:00 実践BCP(実習形式)   -グループ討論とBCPの作成-
    17:00~17:15 総括・閉講式
     
後援 一般社団法人 日本医用画像情報専門技師共同認定育成機構