本学会では,2015年度から若手研究者の育成を目的として,研究のエキスパートが個別指導を行うプログラムを開始しました.これまでに,11組17名の会員の方が受講され,受講後の学会発表や英語論文掲載といった成果が報告されています.
これまでと同様に,2019年度も本学会の名誉顧問の土井邦雄先生(シカゴ大学名誉教授,前群馬県立県民健康科学大学学長)が個別研究指導員として,受講を希望される方のところに出向き,様々な研究に関する指導を行います.自薦他薦を問わず,研究に関する様々な悩みをお持ちの会員の皆様からの多数の応募をお待ちしています.

募集対象:

  1. 研究意欲があり取り組みたいが,指導者や研究環境に恵まれない.
  2. 学会発表はしているが,それをどのように論文にまとめれば良いのかわからない.
  3. 研究に関する様々な悩みを持っている.
  4. 少しでもレベルの高い研究をしたい.

申請資格:

  1. 研究指導を希望する1~5名程度の個人または少人数のグループで,原則として申請時に40歳未満で継続して3年以上の正会員(学生会員歴2年以上は1年に換算する).
  2. 今後も継続して学術研究を遂行する意志のある者.
  3. 本制度の助成実績のない者.
  4. 大学院に在籍中の場合は,申請前に指導教員から受講に関する許諾を得ることができる者.ただし,研究個別指導は大学院指導教官の指導を妨害,降格するものではなく,むしろ支援するものです.

個別研究指導員:土井邦雄先生(本学会名誉顧問)

自己負担:個別研究指導員に対する旅費,謝金等の受講者負担はありません.

指導内容:研究指導の目的は以下から1つまたは複数を選んでください.研究の専門分野は問いません.

  • A.研究の進め方について
  • B.研究発表としてのまとめ方について
  • C.論文(和文,英文)としてのまとめ方について
  • D.英語発表の方法について
  • E.その他

指導期間:
このプログラムでは,個別研究指導員が希望する個人またはグループに直接面談して指導を行うのは,1日または2日ですが,必要があれば,英語論文の投稿から受理まで,その後のメールによる指導が行われます
(直接面談の対象期間:2019年5月~2020年1月)
*実際に2年間の指導を受けて英語論文が受理された方の報告がありますので ,参考にしてください.
木下尚紀.2年間の研究個別指導から得た生涯の宝.日放技学誌73(12):1303,2017

応募期間:
随時 (最終申込み締切:2019年11月30日)
*ただし,当該年度の予定数(5~7組,地域により変動)に達した時点で応募を締め切ります.

応募先:
公益社団法人 日本放射線技術学会 事務局  E-mail office@jsrt.or.jp

以下の内容を申請用紙WORD ・PDFに記載いただき事務局に提出してください.

申請内容 氏名,会員番号,所属,連絡先(電話番号,メールアドレス),研究歴,受講希望の指導内容,指導が必要な理由(困っている理由),希望する受講時期および場所.
選考 応募があった時点で,学術委員会内で選考し,受講の可否・期間等を決定します.
報告 受講者は,受講後,半年以内に学会に受講報告を提出してください.また,可能であれば,本学会雑誌またはRPT誌に論文を投稿してください.