大会長挨拶

Innovative sciences and humanism in Radiology
夢のような創造科学と人にやさしい放射線医学

錦 成郎( 天理よろづ相談所病院 )


 日本放射線技術学会第74回総会学術大会を、平成30年4月12日(木)から15日(日)の4日間、パシフィコ横浜にて開催します。JRC2018の開催テーマは、「Innovative sciences and humanism in Radiology」、「夢のような創造科学と人にやさしい放射線医学」です。

  Innovationとは,それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れ、新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことであるといわれています。現代はネットワーク時代といわれて久しいですが、生活基盤にもこれらの技術が入り込んでいることが意識できます。数十年前は「夢」の技術と考えられていた人工知能や自動化技術が身近なものとなり、近い将来には人の活動を支援するロボットが現実のものとなって生活に取り込まれていくでしょう。医療の世界も例外ではなく、革新的技術の導入によって、これまでにも増して効率化や自動化が図られ、医療専門職への支援技術があらゆる場面で使われる時代がやってくるでしょう。これらの技術は誰のためのものでしょうか。このような技術革新の波にさらされる時代である今こそ、人のためにやさしい医療を考えることが大切であると考えます。

  研究等を計画するときは、何かしら「夢」を胸に秘めていませんか。私はこの気持ちこそが学術活動の原点であり、失敗を重ねても「夢」があるから最後まで頑張れると考えます。「夢」を大切にしましょう。

 私の学術大会に対する基本的な考えは、学術大会を楽しんでもらうことです。新しい知識を知って持ち帰って臨床に役立てる、研究に興味をもって取り掛かる契機とする、専門分野を掘下げるアイデアを手にいれる、など、学術大会に参加しないと得られない情報交換の場として活用していただけるような企画を検討しています。JSRTが担当する合同シンポジウムでは「前臨床」というテーマを取り上げ、臨床応用される前の段階の研究の一端を紹介してもらうことで、未来を形作る先端研究に出会える場を提供したいと考えています。

 JSRTが取り組んでいる数々の研究の、未来を切り開くヒントがちりばめられた学術大会となるよう、そして、参加してよかったと感じてもらえる大会となるよう、実行委員が一丸となって準備を進めて参ります。たくさんの皆様からの演題応募をお願いするとともに、JRC2018という学術のお祭りにたくさんの方々がご参加くださいますようお願いします。
 皆さんと横浜の地でお会いできることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。


大会長 錦 成郎   天理よろづ相談所病院
実行委員長   石田隆行 大阪大学大学院医学系研究科
実行委員   太田誠一 大阪大学医学部附属病院
  齋藤茂芳 大阪大学大学院医学系研究科
  白石順二 熊本大学大学院生命科学研究部
  林 秀隆 天理よろづ相談所病院
  松浦由佳 東京女子医科大学・早稲田大学共同大学院