本セミナーの目的は,CT研究の上でより進んだ解析方法を学ぶとともに,研究発表から論文化に向けたプロセスを習得することです.
撮影部会(CT分科会)では2008年度よりCTの安全管理,画質・線量評価の基本的な手法を学ぶことを目的としたCT基礎セミナーを開催しました.CT装置の品質管理の実施に係る人材が育成され,一定の成果を挙げることができました.CT装置の基本的な性能仕様が高度化する中,新技術への対応,質の高い研究や論文発表を行い放射線技術学のさらなる発展を目指し,一昨年よりCT応用セミナーを開催しています.
またCTプロトコールの標準化を目指した放射線医療技術学叢書(27)「X線CT撮影における標準化」も改訂され,次の改訂に向けてより一層のエビデンスの蓄積や日本医学放射線学会との密接な連携が始まっています.
本セミナーのプログラムは2日間の日程で,講義と演習からなります.講義は最新技術の解析に必要な高次な画像計測手法および論文構造解析を行い,演習はデータ収集,解析および口頭発表を行います.CT装置の進歩に対応する一歩進んだ解析技術を身につけることが可能であり,科学的なエビデンスを蓄積することにつながると考えます.
第3回は九州支部および九州大学医学部保健学科のご協力のもと福岡での開催となりました.是非,多くの皆様に応募していただくようご案内します.

 

日時 2018年9月1日(土)13:00 ~2日(日)15:00
会場 九州大学 病院キャンパス 保健学科本館 1階 実験・演習室
    〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1  TEL 092-642-6721
募集人数 30名
    受講資格はありませんが,応募者多数の場合は撮影部会会員を優先するなど,主催者側で選考させていただきます.なお,受講者選考後のキャンセルは,原則として認めませんのでご注意ください.
     
受講費 会員 9,000円(撮影部会員 7,000円)  非会員 18,000円
携帯品 Microsoft Office搭載のWindowsノートPC,マウスは各自持参となります.
     
プログラム
【1日(土)】  
13:00~13:15 開講式・オリエンテーション
13:15~14:15 画像評価(逐次近似)
14:25~15:25 画像評価
(物理総合評価・視覚評価)
15:35~16:35 線量評価(ワイドビーム)
16:45~17:15 時間分解能評価
17:15~18:15 データ収集と検証
18:15~18:30 本日のまとめ
   
【2日(日)】  
 9:00~10:00 CT研究の進め方(基礎と臨床)
10:10~11:30 プレゼンテーション技術論
11:40~14:30 CT研究論文における方法論
(論文構成,文献整理等)
14:30~14:50 総合討論
14:50~ 閉講式
   
*講師手配および会場施設様のご都合により,項目順は適宜変更の可能性があります.
申込期間 2018年7月10日(火)10:00~7月25日(水)正午
申込方法 会員システム『RacNe(ラクネ)』にログインしてお申し込みください.非会員でもご利用いただけます.はじめに,申込の手順 をご一読ください.
    ※E-mailアドレスは,必ず連絡可能で添付文書が受取れるアドレスを正確にご登録ください.
※お申し込み後,登録確認メールを受信できない場合は,お問い合わせください.
※申し込み締め切り後に受講の可否について連絡がない場合は,お問い合わせください.
※メールが届かない場合,迷惑メールフォルダに入っていないかご確認ください.
     
問合先 つくば国際大学 医療保健学部 診療放射線学科 梁川 範幸
E-mail n-yanagawa@tius.ac.jp  
TEL 029-826-6000(内線2311)
その他 宿泊等に関しては,ご自身で確保してください.
後援 九州大学大学院医学研究院保健学部門医用量子線科学分野