新年度が始まり,職場には新人技師を向かえて教育が始まっていることと思います.2019年度,第1回研究会は,正にその新人技師や若手技師を対象としたプログラムを企画しました.教育担当の先輩技師におかれましても目から鱗になることもあろうかと思います.一般撮影部門では,ディジタル化の大波が押し寄せ,殆どの施設でCRもしくはFPDで業務が行われています.

一般撮影の撮影条件については時代を問わず我々診療放射線技師の抱える重要な責務でありながら,実際にはプリセットされた撮影条件のままで撮影している施設もあると聞きます.

教育講演1では,古くて新しい話題である良質な画像と低被ばく撮影を両立できるのか.できるならどのような考え方が求められるのかなどを一緒に考えていければと思います.さらに,その中で散乱線の対策が必要な場合どのような手段が有効か検討を一緒に考えていきたいと思います.また、若手技師がマンモグラフィ領域の基礎を深く理解できればと思います.

教育講演2では,従命が難しい患児が相手となる小児撮影のポイントなどを学んで頂ければと思います.使用する機器の特徴も理解しつつ適切な画像を提供できることが目標です.そして ,撮影した画像が正確に診断されるためにも,ソフトコピー診断について理解が必要です.

最後に,近年注目されているモニタ管理についても理解したいと考えています.若手技師がこれから「画像の入り口から出口までを診療放射線技師が関与すること」が重要と考えています.どうぞ奮ってご参加下さるようお願いします.

 

テーマ 一般撮影~これだけは知っておきたい!~「若手技師に向けた基本的撮影技術」
日時 2019年7月6日(土) 12:55~17:00  (受付開始12:30)
会場 横浜市立大学附属病院 臨床講堂
横浜市金沢区福浦3-9
定員 無し
参加費 会員 1,000円  非会員 2,000円
     
プログラム (予定)
    12:55    開会のあいさつ
    13:00~ 教育講演1
              画質と低被ばくは両立できるの?「撮影条件の視点から」
                    基本のキ!「散乱線とその除去法」
                    いまさら聞けない「マンモグラフィのABC」
    14:40~ 休憩
    14:55~ 教育講演2
                         小児の撮影は苦手!工夫とコツを教えます!
                        「ソフトコピー診断」撮影するだけでいいの?
    16:00~ 休憩
    16:10~        メーカーセッション
                        「モニタ管理の最新動向」
    16:55~   閉会のあいさつ  
     
申込方法 参加申込みは不要
その他 プログラムの詳細が決定し次第,関東支部ホームページに掲載します.
問合先 獨協医科大学埼玉医療センター 放射線部 諏訪 和明
    E-mail knt.drken21@gmail.com