画像部会では,CAD(コンピュータ支援診断)や画像処理について自分でオリジナルの手法を開発したいという会員の皆さんのために,C言語プログラミングの習得を目的とした医用画像処理プログラミングセミナーを開催してきました.今回は,今話題のディープラーニングに興味を持たれている方を対象として,放射線技術学におけるディープラーニング研究を始めるために必要な環境設定や,手持ちの画像を用いて,画像識別,領域抽出といった処理をSONYのNeural Network Consoleを用いて体験していただくことを目的として開催します.そしてCOVID-19による外出制限に対応するため,トライアルとしてオンラインにてセミナーを実施します.より多くの会員の方にこのセミナーに参加していただき,ディープラーニング研究とはどういうことか,そして,どのように準備すればディープラーニングを自身の研究に活用できるようにできるかを理解していただければと思います.

 

日時 2020年7月12日(日)10:00~15:00
     
会場 オンライン実施(藤田医科大学からの遠隔配信)
     
定員 20名(学会員のみ)
参加費 無料
     
内容

以下の講義/演習を予定しています(内容は変更になる可能性があります).

【講義】放射線技術学におけるディープラーニング/ディープラーニング環境設定のための知識/ディープラーニング研究の始め方,他

【演習】NNC(Neural Network Console)を用いて,
    − MNISTの手書き数字認識
    − 胸部X線画像の方向分類(クラス分類)
    − 肺野セグメンテーション(領域抽出)

     
講師 寺本篤司(画像部会委員,藤田医科大学)
中山良平(画像部会委員,立命館大学)
田中利恵(画像部会委員,金沢大学)
山本めぐみ(画像部会委員,広島国際大学)
篠原範充(画像部会委員,岐阜医療科学大学)
     
申込方法 会員システム『RacNe(ラクネ)』にログインしてお申し込みください.非会員でもご利用いただけます.はじめに,申込の手順 をご一読ください.
※E-mailアドレスは,必ず連絡可能で添付文書が受取れるアドレスを正確にご登録ください.
※お申し込み後,登録確認メールを受信できない場合は,お問い合わせください.
※申し込み締め切り後に受講の可否について連絡がない場合は,お問い合わせください.
※メールが届かない場合,迷惑メールフォルダに入っていないかご確認ください.
参考書 標準 医用画像のためのディープラーニング: 入門編(オーム社)
申込期間 2020年6月22日(月)正午~7月6日(月)18:00
    演習にあたり、以下の環境が必要になります。
① インターネット回線
② NNCを実行できるPC(Windows 10搭載、メインメモリ8GB以上、ストレージの空き容量が5GB以上)
③ ②とは別にWEB会議システム(Webex)が動作する、マイクを搭載したコンピュータまたはタブレット端末
問合先 田中 利恵(金沢大学 医薬保健研究域 保健学系)  
E-mail rie44@mhs.mp.kanazawa-u.ac.jp