本セミナーでは，CT研究を行うための画質・被ばく・時間分解能の評価手法を学ぶとともに，研究発表から論文化に向けたプロセスを習得することを目的としています．
　撮影部会（CT分科会）では平成20年度よりCTの安全管理，画質・線量評価の基本的な手法を学ぶことを目的としたCT基礎セミナーを開催してきました． CT装置の品質管理の実施に係る人材が育成され，一定の成果を挙げることができました．CT装置の性能仕様が高度化する中，新技術に対応した性能評価方法，質の高い研究発表・論文化の方法の習得し，放射線技術学のさらなる発展を目指して平成28年よりCT応用セミナーを開催しています．
　今年度は新型コロナウイルスの感染拡大のためオンライン開催となります．これまで本セミナーでは講義と演習を行ってきましたが，今回は最新技術の解析に必要な高次な画像計測手法と論文化を見据えたCT研究の進め方，方法論の講義を行います．CT装置の進歩に対応する解析技術の習得と論文化のためのプロセスを理解することが可能であり，将来的には科学的なエビデンスの構築につながると考えます．
　オンライン開催のメリットを活かし，例年よりも定員を増やしております．是非，多くの皆様に応募していただくよう，ご案内いたします．