大会長挨拶

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ようこそ、日本放射線技術学会第72回総会学術大会へ

大会長 小倉明夫

   

 平成28年4月14日(木)から17日(日)まで、横浜においてJRC2016が開催されます。今年の開催テーマは、Instructive, Innovative, and Integrative Radiologyです。私流の解釈としては、有益でためになる(instructive)、それでいて革新的な(innovative)、だけど診療医療と統合し(integrative)、患者さんに還元できる放射線医学の研究ということになります。

 私の学術大会の運営方針に対する考え方は、1つです。それは、変化させないことです。すなわち、演題登録方法や発表方法、プログラムの編成等を極力変えないことが重要と思っています。なぜならば、学術大会において最も重要なことは、会員が1年かけて行ってきた研究成果を発表し討論する場を提供する事だと考えるからです。教育セミナーやシンポジウム、そして特別講演もありますが、これらはメインではありません。メインは、学術発表のディスカッションだと考えています。素晴らしい研究を発表するのに、その応募過程で戸惑ったり発表時に混乱されては、本末転倒であり、何のための学術大会かわからなくなります。

 と言いながらも、72回大会も大きな変革が1つあります。それは、Cyposと発表スライドの全面英語化です。これは、技術学会の国際化へのスケジュールされた方針であり、会員の素晴らしい研究成果を海外の方にも理解していただく目的ですので、ご理解いただきたいと思います。しかし、Cyposには日本語説明も加えて頂く予定です。また、口述発表も、発表やディスカッションは日本語で結構ですので、学術大会の核となる研究の討議には支障をきたさないと考えております。

 どうぞ、多くの方の素晴らしい研究の成果発表をお待ちしていますので、今から準備を進めていただけますと幸甚です。実行委員一同、おもてなし致します。

 

大会長   小倉明夫 (群馬県立県民健康科学大学)

実行委員長 根岸 徹 (群馬県立県民健康科学大学)

実行委員  錦 成郎 (天理よろづ相談所病院)

      飯村 浩 (東京女子医科大学病院)

      木暮陽介 (順天堂大学医学部附属順天堂医院)

      松浦由佳 (首都大学東京大学院)