2022年12月06日up 学会雑誌 第78巻12号掲載

第51回日本放射線技術学会秋季学術大会の概要

大会長 小山 修司

 第51回秋季学術大会は,2023年10月27日(金)~29日(日)の会期で,名古屋市熱田区の名古屋国際会議場において対面で開催を,また,後日ネット上においてWeb開催(ハイブリッド開催)をいたします.  
 新型コロナウイルス感染は,現在,第七波が収まってきていることや,ウイルスが多くの変異を繰り返してきて弱毒化してきているということで,市民の生活も落ち着きを見せているところでありますが,冬に入り第八波に入ってきたとの情報も出てきました.この様な状況のもと,来年の会期における世間の状況も予測できないことから,ハイブリッド開催ということになりました.
 今回の大会テーマは「Go into the future – 一つ先の未来へ −」といたしました.感染症拡大が鎮静化していることを期待し,一歩先に踏み出すという気持ちと,中部地区におけるいろいろな技術革新,それも,遠い未来ではなく,すぐそこに迫ってきている未来を想像して,この様なテーマといたしました.中部地区は,自動車産業が盛んなことを,皆様もご存じかと思います.自動車に関わる様々な技術が,日々開発されております.また,近未来の実験都市の開発も進められており,この中では,一歩進んだ医療が展開されることと期待しております.中部だけの話ではありませんが,リニア中央新幹線も近いうちにこの地を通過点として東西をつなぐこととなるでしょう.よって,全国的にも,未来が間近に迫ってきております.大会テーマに沿って,特別講演は,仮想現実や拡張現実を駆使した手術支援のためのシステムなどを開発されている帝京大学 冲永総合研究所 Innovation Lab 教授の杉本真樹先生にお願いしているところであります.大会プログラムにおいては,他にも,参加者にとって魅力あふれる内容を,実行委員メンバーと共に企画・立案中です.また,企業展示会場は,広いスペースを活かして,多くのみなさんに立ち寄っていただけるような癒しの空間や,先進的な展示なども盛り込んで行きたいと思っています.
 本大会が,皆様の記憶に残る素晴らしい大会となるよう,実行委員一同,鋭意準備を進めております.ぜひ,名古屋で,多くの皆様に研究成果を発表していただき,コロナ前のように熱い議論を交わし合えればと心より願いつつ,多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます.

大会テーマ Go into the future – 一つ先の未来へ −
内容 学術講演,研究発表,他
会期 2023年10月27日(金)~29日(日)
会場 名古屋国際会議場
    〒456-0036 名古屋市熱田区熱田西町1番1号
    TEL 052-683-7711
    URL https://www.nagoya-congress-center.jp/
大会長 小山 修司(名古屋大学)
実行委員長 國友 博史(藤田医科大学)
演題登録期間 2023年4月17日~2023年5月19日(予定)
参加登録費 現地・Web参加ともに
    正会員・賛助会員:12,000円(不課税)
    ※事前参加登録した正会員のみ:10,000円(不課税)
    非会員   :22,000円(税込み)
    学生会員  :無料(学生証提示)
    学生非会員 :3,000円(税込み)(学生証提示)
問合せ先 公益社団法人 日本放射線技術学会 事務局 
    TEL 075-354-8989  E-mail office@jsrt.or.jp