大会長挨拶

 

第51回日本放射線技術学会秋季学術大会

Go into the future – 一つ先の未来へ –

 

大会長 小山 修司

 

 第51回秋季学術大会は,2023年10月27日(金)~29日(日)の会期で,名古屋市熱田区の名古屋国際会議場において対面で開催を,また,後日ネット上においてWeb開催(ハイブリッド開催)をいたします.

    新型コロナウイルス感染は,弱毒化してきてはいるものの,何度も大きな波を繰り返しております.この様な状況のもと,当会期における世間の状況も予測できないことから,ハイブリッド開催ということになっております.今回の大会テーマは 「Go into the future – 一つ先の未来へ −」 といたしました.感染症拡大が収束していることを期待し,一歩先に踏み出すという気持ちと,中部地区におけるいろいろな技術革新,それも,遠い未来ではなく,すぐそこに迫ってきている未来を想像して,この様なテーマといたしました.中部地区は,自動車産業が盛んなことを,皆様もご存じかと思います.自動車に関わる様々な技術が,日々開発されております.また,近未来の実験都市の開発も進められており,この中では,一歩進んだ医療が展開されることと期待しております.中部だけの話ではありませんが,リニア中央新幹線も近いうちにこの地を通過点として東西をつなぐこととなるでしょう.よって,全国的にも,未来が間近に迫ってきております.大会テーマに沿って,特別講演は,仮想現実や拡張現実を駆使した手術支援のためのシステムなどを開発されている帝京大学 冲永総合研究所 Innovation Lab 教授の杉本真樹先生にお願いしているところであります.大会プログラムにおいては,他にも,参加者にとって魅力あふれる内容を,実行委員メンバーと共に企画・立案中です.また,企業展示会場は,広いスペースを活かして,多くのみなさんに立ち寄っていただけるような癒しの空間や,先進的な展示なども盛り込んで行きたいと思っています.

    本大会が,皆様の記憶に残る素晴らしい大会となるよう,実行委員一同,鋭意準備を進めております.ぜひ,名古屋で,多くの皆様に研究成果を発表していただき,コロナ前のように熱い議論を交わし合えればと心より願いつつ,多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます.