FAR会 概要

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発会の経緯

どこの組織や会にも旧交を温めるためのOB会は作られているようである。日本放射線技術学会(JSRT)でも、古くは明治生まれの方々を中心とした「明治会」が存在し、その後JSRT役員経歴者による「会長会」と「実行委員長会」が作られた。これらの会は、当時の学会長は総会開催をすることが主要業務であり、必ず総会開催地から選出され、1年毎に変わる年度会長制であったため、年度毎に全国各地から会長と実行委員長が選出されていた。そこでこれらの方々のOB会となったようである。その後、これら三者の会は統一され「三交会」となった。
三交会の発会は昭和40年代(1968年頃)と思うが、その後、昭和から平成に変わろうとする1988年になり、学会長が複数年度制となったため、年度総会は開催地から選出される総会開催大会長と実行委員長が執行する形態になった。そしてこの頃から学会事業は大幅に拡大し、これに伴い担当役員数も飛躍的に増大していった。したがって、三交会はごく一部の役員経歴者のみのOB会となってしまった。
10年あまり経過した2000年頃になって、多くの役員経歴者からもっと幅広い会員層をもったOB会を作ってはどうかという声が上がり、関東地区、中部地区、関西地区から数名の発起人を選出して、原則として60歳以上で学会運営に何らかの関与した方々を中心とした幅広い会員層をめざしたOB会、すなわちFAR会が、平成13年(2001年)4月に誕生したわけである。
FAR会は、「Fellowship for the Advancement of Radiology」の略記であり、「放射線医学の進展のための専門家集団の会」となる。