部会長挨拶(2025年5月期実更新)

このたび,これまで 3期 6年間 撮影部会長を務められた中前先生の後任として撮影部会長を拝命致しました.会員の皆様のより役立つ撮影部会となるよう委員の先生方と共に,より一層精進して参る所存です.これまでと変わらずご支援とご協力をよろしくお願い致します.

放射線技術学の進歩は目覚ましく,本学会においても7つの専門部会が設置され会員の知識向上や新たなエビデンスの構築のために活動をしています.個人的な意見となりますが,本学会において専門部会の活動は,会員に基礎から最新の検査技術まで多くの情報を提供し,放射線技術学の発展に貢献してきたと考えています.なかでも撮影部会は,放射線技術学の根幹である「撮影(撮像)」をメインテーマに掲げる部会であり,専門部会の中で3つの分科会(一般分科会, CT分科会, MRI分科会)を持ち,幅広く多くの検査に対応し,質の高い情報提供を行ってきました.これは撮影部会の諸先輩方の努力の賜物であり,今後も継続して取り組んで行く必要があると考えてます.

一方,すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが,2024年度の理事会で「専門部会再編に伴う現行専門部会の解散」の議論が行われました.2025年 4月の総会で議案が提出されましたが,結果は「否決」となっています.当初,撮影部会としての活動は2025年度 (2026年4月の総会学術大会まで)で終了予定としていましたが,総会の結果を踏まえた今後の方針については,本稿を執筆してる時点では何も示されていません.この状況は,撮影部会としても望まし状況ではないと考えています.今後,他の専門部会とも連携を取りながら,学会の活動が停滞ないように 調整をしていきたいと考えています.診療放射線技師(男性)のイラスト

先の見えない状況ですが,これまで通り「会員にとって魅力のある撮影部会」、「臨床に役立つ放射線技術学の確立」を目指し、数多くの情報が届けられるよう、委員一丸となって取り組んで参ります.引き続き,ご支援,ご協力のほど宜しくお願い致します.

撮影部会長 高木 卓
千葉市立海浜病院
(2025年5月吉日)