医療情報システムが普及するなか,診療情報の利活用や,情報システムを用いた地域連携,臨床研究の取り組みが新たに始まっています.医療機関を超えた枠組みで診療情報を共有・活用するためには,標準化されたマスタの存在が検査内容や統計の一貫性を担保するために非常に重要であり,「HIS,RIS,PACS,モダリティ間予約,会計,照射録情報連携指針(JJ1017)」は放射線領域における標準マスタとしての役割が期待されています.

 一方,東日本大震災から5年が経過しましたが,大規模災害を想定したシステム構築・運用の対策を行っている医療機関は非常に少ないのが現状です.「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(厚生労働省)では,事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の作成を必須としており,BCPへの対応が多くの医療機関にとっての課題となっています.

 今回,医療情報部会では厚生労働省標準規格であるJJ1017,事業継続計画(BCP),DICOMの最新状況への理解を深めるために,「みて」・「きいて」・「ふれる」 実践セミナーを3期目のPACS Specialist セミナーとして企画しました.これから医療情報管理に携わる方から実務経験者まで,広く,多くの皆様のご参加をお待ちしています.

 

日時 平成28年12月10日(土) 9:30~17:45
会場 広島がん高精度放射線治療センター 大会議室
    〒732-0057 広島市東区二葉の里三丁目2番2号
募集人数 約30名 (申込者人数に達した場合は申し込み期間に関わらず募集は終了させていただきます.)
参加費 会員 6,000円  非会員 12,000円  当日,集合時に徴収します.
    ※本学会員の方で医療情報部会にも入会されている方は,会員価格からさらに1,000円引きの会員特典価格 : 5,000円にて受講できます.
参加資格 実習において表計算ソフト(エクセル)を使用しますのでPCを持参できる方
更新ポイント
医療情報技師育成ポイント : 3点
医用画像情報専門技師更新ポイント : 15点
       
申込期間 平成28年10月5日(水)10:00~11月4日(金)17:00 
申込方法 こちらの【申込フォーム】よりお申し込みください. ※多数のご応募いただき、ありがとうございました
   
E-mailアドレスは,必ず連絡可能で添付文書が受取れるアドレスを正確にご記入ください.
セミナー当日までの連絡は全てメールで行います.
テキスト JJ1017コード作成マニュアルとコードマスタを配布します.
お願い 申し込み後,5日以内に返信のない場合は電話にてご確認ください.
宿泊等が必要な方は,ご自身での確保をお願いします.
       
問合先 広島大学病院 診療支援部 相田 雅道(アイタ マサミチ)
E-mail pacs_sps_jsrt@rad.hosp.tohoku.ac.jp  TEL 082-257-5561
       
プログラム (都合により変更することがあります.)
   
 9:50~10:00 開講式
10:00~10:45 これならできるJJ1017  -解決!コード作成の問題点-
10:45~12:30 実践JJ1017(実習形式) -頻用に無いコードを作成してみよう-
13:45~14:45 DICOM Update
14:45~15:30 はじめてみませんかBCP -医用画像部門システムを中心に-
15:45~17:30 実践BCP(実習形式)  -グループ討論とBCPの作成-
17:30~17:45 総括・閉講式
       
後援 一般社団法人 日本医用画像情報専門技師共同認定育成機構