2011年に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故を契機に市民の放射線に対する関心は高まり,医療現場では患者の医療放射線検査に対する不安や質問等を受ける機会が増えました.医療従事者の中で,放射線の専門教育を受けている診療放射線技師には,放射線被ばくの分類や形態,生体影響に関する正確な知識,放射線防護の原則や被ばくの最適化に関する手法を正しく理解し,患者の不安に適切に対応できるコミュニケーションスキルを養うことが求められています.
 放射線防護部会は放射線防護に関する知識だけでなく,患者と対峙する際に求められるコミュニケーションスキルを学ぶための放射線防護セミナーを開催します.今回が最終開催となりますので,多くの皆様のご参加をお待ちしています.

日 時 平成29年6月3日(土) 11:00~17:10 (受付 10:30~)
会 場 島根県立中央病院 (島根県出雲市姫原4丁目1-1)
http://www.spch.izumo.shimane.jp/
定 員 30名
参加費 会員 6,000円 (放射線防護部会員 4,000円) 非会員 12,000円
申込期間 平成29年4月24日(月)~5月22日(月)
申込方法 web上の専用申し込みフォームよりお申し込みください.
参考テキスト 放射線医療技術学叢書(31)「図解放射線防護ミニマム基礎知識」
(当日,割引販売あり)
     
プログラム
11:00~11:10 開会挨拶 
   放射線防護部会長 塚本 篤子
11:10~12:00 講演①「放射線防護の考え方と関係法令」
 
川崎医療福祉大学 竹井 泰孝
13:00~13:50 講演②「放射線防護で扱う量と単位」
 
広島大学病院 西丸 英治
14:00~14:50 講演③「放射線による人体影響とその対策」
 
セントメディカル・アソシエイツLLC /
 
国立病院機構 名古屋医療センター 広藤 喜章
15:00~15:50 講演④「医療被ばく相談に活かすリスクコミュニケーションの基礎知識」
 
総合病院 国保旭中央病院 五十嵐隆元
16:00~17:00 グループディスカッション「患者からの被ばく相談に対する対応」
  小グループにわかれてロールプレイ 
 
担当:放射線防護部会委員
17:00~17:10 閉会挨拶
   島根大学医学部附属病院 山本 泰司
     
問合先 川崎医療福祉大学 診療放射線技術学科 竹井 泰孝(たけい やすたか)
E-mail nekousagi1966@gmail.com  TEL 086-462-1111(代表)
その他 本セミナーは日本救急撮影技師認定機構 認定ポイント対象セミナーです.本セミナーの受講により,2ポイントの認定ポイントが付与されます.また,本セミナーは日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構 認定単位対象セミナーです.本セミナーの受講により,3単位が付与されます.