福島第一原発事故により大気中に放射性物質が放出され,その放射性物質による放射線被ばくの影響が心配されています.福島県では除染が始まっていますが,しばらくの間は放射線と向き合う必要があります.放射線と向き合うには放射線のことを理解することが早道ですが,放射線は五感に感じず,放射線や放射能の量を表す単位も複雑であることが理解を困難にしています.
 本学会では,市民の皆様に放射線・放射能について正しく理解していただくための市民公開講座を昨年,福島市と東京都で開催しました.本年も継続して福島市で開催することとしました.放射線の健康影響や自分自身が被ばくを少なくする方法など,日々の生活の中で皆様に役立つ情報を分かり易く提供したいと考えています.この市民公開講座が放射線に対する正しい知識を身につけていただくための一助となれば幸いです.多くの市民の皆様のご参加をお待ちしています.

日時
平成24年5月12日(土) 13:00〜17:00  開場12:30
会場 福島県立医科大学 講堂(福島県福島市光が丘1番地)
定員 先着500名
参加費 無料
プログラム
講演(予定)
1.放射線概論 「放射線影響に対する考え方について」
2.生活影響 「福島県民の被ばく線量と健康状況について」
3.放射線管理・計測 「被ばく量を正しく推定するために」
4.放射線防護 「生活と除染について」
*会場に「放射線・放射能に関する質問窓口」を設け,市民の皆様の質問にお答えします.
*その他,詳細はポスター(pdf,全2頁)をご覧ください.
問合先 日本放射線技術学会 事務局  TEL 075-354-8989
共催 公立大学法人 福島県立医科大学