本年も米国スタンフォード大学での海外研修が,平成22年7月25日 (日)~8月1日(日)の日程で行われました.2010 Summer Symposium on State of the Art Imagingと題して,今年で5回を数えるこの研修は,ちょうど100名の会員が参加されたことになります.
スタンフォード大学での研修はCardiac MRI & CT,Molecular Imaging,C-13 Hyper Polarized MRI 等の講義,7T-MRI の実習,3D Lab,Molecular Imaging Lab や病院施設の見学,と充実した内容です.20名の研修生は最先端の放射線医学を学ぶことは元より,米国の医療体制に直に触れ,また米国放射線技師や医師, 科学者らと交流することで,改めて世界の放射線医学における自らの立ち位置やこれからの方向性を確認できたのではないでしょうか.
また研修生にとっては,一週間の共同生活を通じて,友好を深めた仲間を得たことは,この研修の中で大きな財産になったと思います.今後この貴重な経験を日々の放射線診療や研究活動の発展に生かし,さらには海外へ飛躍する契機とされることを望みます.
研修生の皆様には,「あなたがこの研修に求めたものとその結果」,「日本と米国との医療に関する違いについて」,「最も印象に残ったこと」,「研修で得たものを今後どのように生かすか」の4点をテーマに報告書を作成していただきました.
会員の皆様に,「来年度は私がぜひ応募したい」と思っていただける内容だと自負しております.
どうぞ,ご覧ください.
引率 西川 啓 (九州大学病院)
研修参加者(20 名)
敬称略