第43回秋季学術大会の会期中である平成27年10月8日(木)に,金沢市文化ホール大会議室において,本学会とThai Medical Physicist Society(タイ医学物理学会,タイ王国)との間における学術交流協定締結式が開かれた。本協定は,タイ医学物理学会との友好関係をさらに深めるとともに,研究・教育の諸分野における学術交流を促進することを目的に締結されたものである。

 締結式にはタイ医学物理学会からはAnchali Krisanachinda会長,本学会からは小倉明夫代表理事,理事の先生方,国際戦略委員の先生方に出席いただき,Krisanachinda会長と小倉代表理事との間で,学術交流協定に関する覚書への署名および交換が行われた。
 この学術交流協定の締結により,今後は双方の学術集会における役員2名の相互受け入れが行われるほか,双方の学術集会に5名の発表者(学生または若手研究者)を,参加登録費無料で相互に受け入れることが可能となった。

 タイ医学物理学会は,その会員の多くがタイ王国の医学物理士であり,会員数は200名前後である。タイ王国では,診療放射線技師の免許を有しながら医学物理士を目指す人が多いことから,会員構成は本学会とも近いものがあり,これまでにも会員間の交流が盛んに行われていた。このたび,正式に学術交流協定が締結されたことによって,今後,研究・教育の諸分野における両学会の学術交流がますます活発に行われていくことが期待される。

 

TMPS覚書の交換を行うKrisanachinda会長(左)と小倉代表理事(右)