第45回秋季学術大会の会期中である平成29年10月20日(金)に,広島国際会議場フェニックスホールにおいて,本学会とTaiwan Society of Radiological Technologists (TWSRT)(中華民國醫事放射學會,台湾)との間における学術交流協定締結式が開かれた。本協定は,中華民國醫事放射學會との友好関係をさらに深めるとともに,研究・教育の諸分野における学術交流を促進することを目的に締結されたものである。
式典への参加者が見守る中,中華民國醫事放射學會のChiung-Wen Kuo会長と,小倉明夫代表理事との間で,学術交流協定に関する覚書への署名および交換が行われた。
 この学術交流協定の締結により,今後は双方の学術集会における役員数名の相互受け入れが行われるほか,双方の学術集会に5名の発表者(学生または若手研究者)を,参加登録費無料で相互に受け入れることが可能となった。
 中華民國醫事放射學會は,台湾の診療放射線技師が所属する団体であり,1968年に設立され、会員数は約2500名である。診療放射線技師の学術レベルの向上に主眼をおいて活動しており、年1回の学術大会も開催している。同じ研究領域(放射線技術学)を実践する団体との学術交流は、本学会が推し進めている国際化の一環として重要なことである。このたび,正式に学術交流協定が締結されたことによって,今後,研究・教育の諸分野における両学会の学術交流がますます活発に行われていくことが期待される。

覚書の交換を行う小倉代表理事(左)とChiung-Wen Kuo会長(右)

覚書の交換を終え,握手する小倉代表理事とChiung-Wen Kuo会長

学術交流協定締結式後の両学会の役員ならびに関係者