脳卒中は脳血管障害とも言われ,がん,心疾患についで日本人の死亡原因の第3位を占める疾患で,脳梗塞が60%,脳内出血が25%,くも膜下出血が10%となっています.このため,多くの人が,この疾患についての正確な知識を得るとともに,予防方法を知ることが非常に重要であると考え,一般市民を対象としたシンポジウムを企画しました.今回のシンポジウムでは,最初に脳神経外科医師に脳卒中という病気についての解説と最新の治療法を紹介していただきます.これを受けて,日常臨床でよく利用される画像診断法として,X線CT検査法の実際や拡散強調画像に代表されるMR検査の紹介,ならびに安全に検査を受けていただくための注意点を整理したいと考えています.さらに予防医学的見地から高血圧を知って脳卒中を防ぐ,栄養学の立場で食生活や生活習慣を改善するための方法について話を進めたいと考えています.最後に会場から質疑応答やご意見を伺う時間を設ける予定です.
 会員の皆様をはじめ,多くの市民の皆さまの参加をお待ちしています.

日時 平成22年10月16日(土)14:00〜17:00(第38回日本放射線技術学会秋季学術大会時)
会場 仙台国際センター 大ホール   
    〒980-0856 仙台市青葉区青葉山無番地  TEL 022-265-2211(代)
テーマ 「脳卒中に罹(かか)らないために」  
参加費 無料  
プログラム
総合司会 (財)宮城厚生協会泉病院 前谷津文雄
  1.基調講演  
    「脳卒中とは」
東北大学病院 高橋  明
    2.シンポジウム  
      「脳卒中の画像診断」
秋田県立脳血管研究センター 豊嶋 英仁
      「脳卒中の治療」
東北大学病院 清水 宏明
      「高血圧を知って脳卒中を防ごう」
宮城教育大学 尾股   健
      「脳卒中を予防するための食事・生活指導」
東北大学病院 岡本 智子
    3.総合ディスカッション  
後援 宮城県,仙台市,(社)宮城県医師会,(社)仙台市医師会,(社)宮城県看護協会,(財)宮城県対脳卒中協会,(社)宮城県放射線技師会,(社)宮城県栄養士会,河北新報社
連絡先 (社)日本放射線技術学会事務局  TEL 075-354-8989  FAX 075-352-2556
    第38回日本放射線技術学会秋季学術大会事務局 東北大学病院放射線部内
TEL 022-717-7418