近年,核医学分野では様々な臨床データからより有益な情報を得るため,各種のソフトウェアが開発されています.特に,認知症や心筋イベントのリスク評価など,社会でも深刻化している疾患に対するデータ解析に非常に有益となっています.しかしながら,ソフトウェアを単に使うだけでは思わぬピットフォールに気が付かないこともあり,その結果が臨床評価に大きな影響を与えることもあります.
 そこで今回,これらのソフトウェアを使用するユーザーも,そのソフトウェアの特徴や理論をある程度理解することにより,正しい使用方法は勿論,更なる応用へ発展させることが,核医学検査のデータをより有効にするため重要なポイントであると考えました.
 本書はこれらのソフトウェアの使用経験が豊富な先生方,また開発者自身の先生方に執筆をお願いし,実践利用における注意点を挙げながら解説していただけるようにしました.これら臨床解析ソフトウェアをご利用の際には,技術的指針として是非ご活用ください.

 

書名 放射線医療技術学叢書(28)「核医学における臨床解析ソフトウェアの基礎と応用」
企画 核医学分科会
頒布価格 2.000円(消費税込,送料学会負担)
この叢書は,関連する企業の協賛をいただき,その広告料をもって頒布価格を安くすることができました.
主要内容
第1章 脳血流・脳機能・診断解析
第2章 心筋血流・心機能・診断解析
第3章 腫瘍・画像FUSION・診断解析
(A4判,本文93頁,検査画像CD-ROM付)
発売日 平成23年9月2日
購入方法 本会ホームページ”出版物” よりお申込みください.
問合先 学会事務局書籍担当  E-mail blaetter@jsrt.or.jp