本学会では,2015年度から若手研究者の育成を目的として,研究のエキスパートが個別指導を行うプログラムを開始しました.これまで,多数の会員の方が受講され,受講後の学会発表や英語論文掲載といった成果が報告されています.
2020年度は新型コロナウイルス感染防止の観点からこの事業は中止させていただきました.しかし,2021年度に再開することになりましたが,新型コロナウイルス感染症の影響もあり応募される方がおられませんでした.今年度は,個別研究指導員として桂川茂彦先生が受講を希望される方のところに出向き,様々な研究に関する指導を行います.この状況下でありますので,指導方法がWEBになる可能性もありますが,自薦他薦を問わず多数の応募をお待ちしています.
特に,ダイバーシティ推進調査班の報告では,研究に関する様々な悩みをお持ちの会員方が多数おられることも判っています.対象となるお知り合いの方がおられましたら,ぜひご紹介ください.
募集対象:
1) | 研究意欲があり取り組みたいが,指導者や研究環境に恵まれない. |
2) | 学会発表はしているが,それをどのように論文にまとめれば良いのかわからない. |
3) | 研究に関する様々な悩みを持っている. |
4) | 少しでもレベルの高い研究をしたい. |
申請資格:
1) | 研究指導を希望する1~5名程度の個人または少人数のグループで,原則として申請時に40歳未満で継続して3年以上の正会員(学生会員歴2年以上は1年に換算する). |
2) | 今後も継続して学術研究を遂行する意志のある者. |
3) | 本制度の助成実績のない者. |
4) | 大学院に在籍中の場合は,申請前に指導教員 |
個別研究指導員:桂川茂彦先生
元画像部会長,前RPT誌副編集長,熊本大学,帝京大学福岡医療技術部の教授を歴任し,豊富なプログラミング知識を活かし,画像部会,地方支部の勉強会等でコンピュータ支援診断の研究者育成に多大な貢献 |
自己負担:
個別研究指導員に対する旅費,謝金等の受講者負担はありません. |
指導内容:
研究指導の目的は以下から1つまたは複数を選んでください.研究の専門分野は問いません. | ||
A. | 研究の進め方について | |
B. | 研究発表としてのまとめ方について | |
C. | 論文(和文,英文)としてのまとめ方について | |
D. | 英語発表の方法について | |
E. | その他 |
指導期間:
このプログラムでは,個別研究指導員が希望する個人またはグループに直接面談して指導を行うのは,1日または2日ですが,必要があれば,論文の投稿から受理まで,その後のメールによる指導が行われます. | |
(直接面談の対象期間:2022年8月~2023年1月を予定) | |
*実際に2年間の指導を受けて英語論文が受理された方の報告がありますので ,参考にしてください. | |
木下尚紀.2年間の研究個別指導から得た生涯の宝.日放技学誌73(12):1303,2017 |
応募期間:
随時(最終申込み締切:2022年11月30日) *ただし,当該年度の予定数(5~7組,地域により変動)に達した時点で応募を締め切ります. |
応募先:
公益社団法人 日本放射線技術学会 事務局 E-mail office@jsrt.or.jp 以下の内容を申請用紙(学会ホームページからダウンロード)に記載いただき事務局に提出してください. 申請内容:氏名,会員番号,所属,連絡先(電話番号,メールアドレス),研究歴,受講希望の指導内容,指導が必要な理由(困っている理由),希望する受講時期および場所. |
選考:
応募があった時点で,学術委員会内で選考し,受講の可否・期間等を決定します. |
報告:
受講者は,受講後,半年以内に学会に受講報告を提出してください.また,可能であれば,本学会雑誌またはRPT誌に論文を投稿してください. |