第79巻の論文特集号では,乳腺領域に関する論文を広く募集します.乳房の画像検査技術は日々進化しており,モダリティや撮影方法のみでなく,診断や治療に有用な情報を引き出すための画像解析・画像処理技術,正確で効率的な診断や治療計画を支援するための技術,さらにはAIの適用等目覚ましく発展しています.一方で,線量の最適化技術,被ばく低減技術の発展も乳房検査や乳がん検診を支える重要なテーマです.

本誌では,過去に心臓,頭頸部,胸部,腹部領域に関する論文特集号が組まれていますが,今回は乳腺領域をテーマとして取り上げます.奇しくも,第78巻4号から12号まで乳がんに関する教育講座の掲載も行われています.本論文特集号により多くの会員の関心が高まり,本研究分野の更なる発展と技術向上に,ひいては乳がんによる死亡率低下に貢献できることを期待します.

本特集号では,乳腺領域に関連する「臨床技術」「資料」としての報告から「原著論文」としての新規性の高い技術提案まで広いテーマの論文を募集します.奮ってご投稿ください.

   
チーフエディタ 村松千左子(滋賀大学)
エディタ 西出 裕子(岐阜医療科学大学)
  石井 里枝(徳島文理大学)
  篠原 範充(岐阜医療科学大学)
  山品 博子(福島県立医科大学)
       
1 対象分野 乳腺領域に関連するあらゆる分野の論文で,本学会誌の投稿区分の原著・臨床技術・資料・総説のいずれかとする.
2 論文投稿締切日 2023年6月1日(木)
3 掲載予定号 第79巻第11号(2023年11月20日発行予定)
4 文の執筆と取扱い ・論文については本会ホームページ「学会誌・論文投稿」の投稿規程を参照してください.
・非会員の論文筆頭著者の投稿料は,特集号に限って必要ありません.
・予定総ページ数を超えた場合や手続きの都合で特集号以降に掲載される場合もあります.