2022年度に実施された2023・2024年度代議員選挙に関して,事務局に選挙運動に関連する問い合わせや苦情等が数件寄せられました.選挙は学会運営の根幹であるために早急に対応する必要がありました.日本放射線技術学会を構成する会員の多くは診療放射線技師ですが,すべての会員がそうではありません.学術団体の適正な運営や先進性の担保には多様性が非常に重要であり,少数の立場の意見も尊重する必要があります.これを実現されるためには選挙において常に広く公平に門戸を開いておく必要があります.

今回の対応として,代議員選挙後に第三者として弁護士への相談も含めて選挙管理委員会を3回緊急開催しました.その結果,不適切な情報の利用や組織的な選挙運動などを是正し,選挙運動に関する適正な指針を会員に提示して再び混乱を招かないようにする必要があり,代議員選挙と役員選出選挙の規程と内規についての改訂案を作成しました.これらの改訂案は2022年度第2回理事会で承認され,現在すでに適用されています.

今後,代議員や理事,監事に立候補をお考えの会員の皆様におかれましては,学会ホームページに収載されている代議員選挙規程,役員選出選挙規程をご熟読の上,学会の方針をご理解していただきまして立候補をお願いします.