Radiological Physics and Technology にImpact Factor (IF) が付与されました!

 2008年に日本放射線技術学会と日本医学物理学会が共同で発刊を開始した英語論文誌Radiological Physics and Technology(以下RPTと省略)が,ついに!2023年6月28日にClarivate社から発表された2022年のJournal Citation Reportsにおいて,念願のImpact Factor(IF)を獲得しました!ようやく手に入れたIFの値は1.6でしたが,IFを獲得したことで,今後は国内外からの投稿論文数が増え,より質の高い論文が掲載されることによってさらに高いIFとなることが期待されます.より一層のRPT誌の質を担保するためにJRC2024では特別企画を開催します.多くの方の参加をお待ち申し上げます.

 2023年12月20日付で発刊されたVol.16 No.4に合わせて,ここでは,いくつかのお知らせを報告し,あわせて,会員の皆様の積極的かつ継続的な論文投稿をお願いします.

1.オンラインジャーナルの閲覧について
   RPTはオンラインジャーナルとしてインターネットを通じて電子版で公開しています.オンラインジャーナルは,個々の論文がアクセプトされるごとに迅速にオンラインで公開され,最新の論文を世界中から閲覧できる仕組みとなっています.会員システム『RacNe(ラクネ)』から閲覧できますのでご活用ください.
なお,会員はRPTオンラインジャーナルのすべてを無料で閲覧できます.非会員は一部を除き有料です.
2.冊子体の希望者配布について
   希望者にのみRPT冊子体を配布しています.冊子体を希望される方で未だ手続きされていない正会員は,11月末日までに会員システム『RacNe(ラクネ)』から手続きしてください.次号Vol.17 No.1(2024年3月19日発刊予定)から送付させていただきます.
 
3.RPT誌の掲載内容を知らせるメール(Table of Contents Alert)の登録のお願い
   RPT誌を出版しているシュプリンガー・ネイチャー社では,RPT誌の発行時に,その内容をメールでお知らせしてくれるサービスを行っています.ぜひ,ジャーナルサイト(https://www.springer.com/12194)右側のSign up for alertsパネルから登録し,RPT誌に掲載される魅力的な論文の数々を見逃さないようにしてください.
   
4.初期英文校閲サービスの移行について
    RPT誌では英語を母国語としない会員の皆様への支援を目的として,RPT誌に投稿された英語原稿については,無償で初期英文校閲サービスを実施してきましたが,2023年6月1日投稿分からは,JSRTのHPの会員サービス(RacNe)のMyページ(ログイン後の最初の画面)の会員専用コンテンツ内の「英語校閲サービス」で,各自が初期英文校閲を受けた上で,校閲後の原稿をRPT誌のジャーナル投稿・審査システム(Editorial Manager:EM)に投稿していただくように変更しました.この英文校閲サービスは,会員の皆様がRPT誌に論文を投稿するために設けたサービスですので,RPT誌以外の雑誌へ投稿される場合には利用できません.もし,このサービスを利用して英文校閲を行った原稿が3ケ月以内にRPT誌に投稿されなかった場合には,それ以後の利用を制限しますので,ご注意ください(このサービスの利用の詳細については本学会HPの「学会誌/Radiological Physics and Technology」の中の「英語論文誌(RPT誌)投稿用英語校閲サービスの利用方法」を参照してください(https://www.jsrt.or.jp/data/ronbun/).

5.投稿のお願い
   RPT Vol.16 No.4は皆様の積極的な投稿のお陰で,15編,全130頁で構成されています.今後,次々に発刊されるRPTに向けても,ぜひ多くの方々からの投稿をお願いします. RPTへの投稿は学会ホームページの「学会誌・論文投稿」⇒「Radiological Physics and Technology」⇒「オンライン論文投稿」から行ってください.なお,下記の「二重投稿の禁止について」にご留意ください.
   
重要 投稿前の英文の校閲JSRTでは,会員の方からのRPT誌への投稿に関しては初期英文校閲サービスを実施していますが,初期英文校閲サービスは,論文として成立する英語レベルの原稿を対象としています.英語力に自信がない方は,初期英文校閲サービスを受ける前に,必ず,ネイティブスピーカーあるいは英文校閲の専門家による英文の校閲を受けてください.編集委員会が英文の校閲を受けていない原稿であると判断した場合にはリジェクトされる場合があります(特に,不十分な和文原稿からAI翻訳を利用して英文を作成される場合にはご注意ください).英文の校閲に関しては大塚昭義英語論文助成金(下記6.)もご利用ください.
重要 共著者の責任Radiological Physics and Technologyへ投稿する原稿は,共著者全員による内容の確認が必要です.論文の内容を把握していない方や研究に寄与がなかった方のお名前を著者リストに入れないでください(参考記事:学会ホームページ「学会誌・論文投稿」⇒『科学論文における共著者の責任』).投稿後にSpringer社から共著者全員に共著者であることの意思確認等を行います.期日までにお返事をいただけない方は自動的に共著者から外れますのでご注意ください.
6.大塚昭義英語論文助成金について
   本学会の編集委員長を永年務められた故 大塚昭義会員からの寄付金を受け,RPTへの投稿前に実施する英文推敲費用の一部を助成します.希望される会員は学会ホームページ「学会の活動」⇒「学術支援事業」⇒『大塚昭義英語論文助成金』に掲載の要項をご参照のうえ申請してください.
   
7.研究個別指導プログラム活用について
   本学会では,意欲があって研究に取り組みたいが,指導者や研究環境に恵まれない,また,学会発表はしているが,それをどのように英語論文にまとめれば良いのかわからない,等の研究に関する様々な悩みをお持ちの会員の方々が,少しでもレベルの高い研究指導を受けられるように,著名な研究者が個別指導を行う研究個別指導プログラムを実施しています.  2023年度は,RPT誌の前編集委員会副委員長でもある桂川茂彦先生(元帝京大学福岡医療技術学部教授)が個別研究指導員として,受講を希望される方のところに出向き,様々な研究に関する指導を行っています.場合によっては,指導方法がWEBになる可能性もありますが,自薦他薦を問わず多数の応募をお待ちしています.RPT誌に論文を投稿したいけれど,まとめ方がわからないとお悩みの方は,ぜひ,このプログラムを活用してください.
二重投稿の禁止について
 同じ内容の論文を2つの学術雑誌に投稿する,いわゆる二重投稿は,学術雑誌と著者の権威を傷つけ,また,信頼性を著しく損なう行為です.従って,英語論文誌「Radiological Physics and Technology」でも,雑誌末尾の“Instructions for authors”に明記された,二重投稿についての注意(下記)を遵守し,二重投稿が生じないようご留意ください.
「すでに他の学術雑誌に掲載された論文,さらに,他の学術雑誌に投稿中,もしくは投稿予定の論文と,実質的に同じ内容の論文を,RPTに投稿してはならない.実質的に同じ内容の論文とは,英語および日本語を含む他の言語で書かれた論文も該当する.」