プログラム委員会では,魅力ある学会発表を促進する観点から学術大会において「テーマ」を設け,演題の募集をおこなっています.採択された演題は,一般演題発表に比べ,2倍(10分)の発表時間と十分な質疑応答の時間(5分)を設け,会員間の意見交換ができる構成にしています.
 第77回総会学術大会では,下記3つのテーマを設定しますので,奮ってご応募ください.
 なお,詳細な募集要項はこちらをご確認ください.

 

テーマ1:「線量管理」

 医療法施行規則の一部を改正する省令(平成31年厚生労働省令第21号)等により,放射線診療を受ける者の医療被ばくの防護を目的として,医療機関における診療用放射線に係る安全管理のための体制の確保を講じることが規定されました.
 モダリティは問いません.市販の線量管理ソフトの性能比較だけでは無く,診断参考レベル(DRL)に基づいた線量管理手法の構築や解析結果から撮影条件の見直しなどに発展した事例,診断参考レンジの必要性など科学的根拠に基づいた研究を募集します.

 

テーマ2:「乳腺」

 乳がんの罹患者数・死亡者数が増加する中,早期発見・治療における乳房画像診断の重要性はますます高まっています.マンモグラフィにおけるトモシンセシス機能だけでなく,乳腺超音波検査やMRI,AIなど,新しい技術の活用が期待されています.今回の大会では,乳腺に関するシンポジウムや講演などの企画を予定していますので,乳腺関連の演題を特に募集します.皆さんが行っている新しい技術に関する研究や精度管理など,モダリティは問いません.

 

テーマ3:「COVID-19に関する画像診断」

 COVID-19がわが国だけでなく,世界中に感染拡大し,診療体制や社会生活に大きな影響をもたらしています.全国の多くの病院で,CTの活用やAIの開発など,診断のためのいろいろな取り組みが行われていると聞いています.それらの研究を,テーマ演題としてご応募ください.