専門家が行うリスクコミュニケーションは,一方的なデータの説明や,自分の論理で相手を説得しようとしてしまいがちです.被ばく相談においては,専門的な知識はもちろんのこと,お互いのコミュニケーションの特徴や相手を推測し判断する人間の働きを理解した上で,相談者に合わせた対応が必要となってきます.これらをふまえ,放射線防護部会では,専門的な情報をただ伝えるのではなく,相談者に寄り添ったリスクコミュニケーションの実施を目的に,「”伝わる”医療被ばく相談実践セミナー」を企画しました.本セミナーでは,医療被ばく相談に必要な専門知識を再確認するとともに,ソーシャルスタイルや対人認知などの心理学的アプローチ,グループディスカッションでの討論など,医療関係者を対象としたより実践的なセミナーとなっています.今回のセミナーでは,多くの方々にご参加いただけるよう,医療被ばく相談に必要な専門知識に関する講演はオンデマンド配信,グループディスカッションによる事例討論はライブ配信としています.ぜひ皆様のご参加をお待ちしています.
日時 | : | 2024年6月30日(日) 13:00~16:30 (受付 12:30 ~) |
開催形式 | : | Web開催(講義:オンデマンド配信,グループディスカッションによる事例討論:ライブ配信)(Webに接続可能なPC,タブレット等を事前にご準備願います.) |
定員 | : | 30名(先着順) |
参加費 | : | 会員 4,000円 非会員 8,000円 |
申込期間 | : | 2024年5月20日(月)~ 6月21日(金) |
申込方法 | : | 会員システム『RacNe(ラクネ)』にログインしてお申し込みください.非会員でもご利用いただけます. 申し込み手続きをする前に,申込の手順をご一読ください. ※お申し込み後,登録確認メールを受信できない場合は,お問い合わせください. ※申し込み締め切り後に受講の可否について連絡がない場合は,お問い合わせください. ※メールが届かない場合,迷惑メールフォルダに入っていないかご確認ください. ※オンラインセミナー利用規約を遵守してください. ※セミナー参加費については原則,返金できませんので,予めご了承ください. |
その他 | : | セミナー配布資料の詳細については,後日ご連絡差し上げます. |
参考テキスト | : | 放射線医療技術学叢書(31)「図解放射線防護ミニマム基礎知識」 |
プログラム | : | <オンデマンドによる事前配信> |
講演①「医療被ばく相談に必要な基礎知識」 | ||
筑波大学 森 祐太郎 | ||
講演②「医療被ばくのリスクコミュニケーション」 | ||
福島県立医科大学 広藤 喜章 | ||
講演③「今知っておくべき放射線防護の最前線」 | ||
川崎医療福祉大学 竹井 泰孝 | ||
<ライブ配信> | ||
総合司会 福島県立医科大学 大葉 隆 | ||
13:00~13:10 開会挨拶 | ||
放射線防護部会長 松原 孝祐 | ||
13:10~14:20 | ||
講演 「リスクコミュニケーションに役立つ心理学 - ソーシャルスタイルと対人認知 -」 |
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アイスブレイク(グループワーク) 「ソーシャルスタイル – あなたは何タイプ? – 」 |
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神戸常盤大学 木村 英理 | ||
14:20~14:30 休憩 | ||
14:30~16:30 グループディスカッション 事例検討 | ||
16:30~16:40 閉会挨拶 | ||
北海道科学大学 吉井 勇治 | ||
問合先 | : | 福島県立医科大学 保健科学部 診療放射線科学科 大葉 隆 |
E-mail tohba@fmu.ac.jp |