今年は記録的な早さの桜の開花(開花宣言3月17日)で、「2018 FAR会懇親の夕べ」は桜の花も終わり、若葉が芽吹き、新たな季節と生活の始まりを感じながらの開催となりました。
横浜赤レンガ倉庫はいつも外から眺めていますが、2号倉庫はレストランやショップなどが揃った施設として甦ったことで、倉庫の歴史的な役割に思いを馳せ、当時の面影に間近に触れることができることから、横浜赤レンガ倉庫内「BEER NEXTダイニングレストラン」を今回の会場に選ばせていただきました。
「懇親の夕べ」は少し遅れましたが全員がそろっての開始となりました。開会に際し川上FAR会会長のご挨拶と、ご来賓のJSRT小倉代表理事、JRC2018第74回総会学術大会 錦大会長、石田実行委員長にご挨拶をいただきました。
筒井名誉会員の乾杯のご発声で懇親が始まりました。筒井名誉会員からはとてもおいしいワインの差し入れもいただき本当にありがとうございました。ご用意した料理と酒は、お任せの開港プレートなど港横浜をイメージしたコースと4種類の生ビールを含む各種の飲み物でした。懇親会では、年に2回、あるいは1回しかお会いできない会員の方もおられ、皆さんの近況報告などの会話が、初めて参加された方も交えて楽しそうに弾んでいました。
中締めでは「2018秋のFAR会」の梁川代表幹事に「日本三景松島と震災復興視察の旅」2018年10月6日(土)~7日(日)開催(8月10日〆切)のご案内を、「2019 FAR会懇親の夕べ」2019年4月13日(土)開催のご案内を橋本代表幹事よりそれぞれお願いいたしました。
閉会のご挨拶を平林副会長からいただき、楽しかった懇親会も2時間半があっという間に過ぎました。
末筆ですが、幹事の不行き届きをお詫びし、参加された皆様方のご協力に心より感謝申し上げます。
次回「2018秋のFAR会」、「2019 FAR会懇親の夕べ」でお会いできますことを楽しみにしております。
(写真提供:山 副会長)
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6日、FAR会世話人会議終了後、バスで学会場を出発し、最初の復興の視察として仙台空港付近の閖上(ゆりあげ)地区を訪れました。途中、復興のための工事現場や仮設住宅からの移転先の災害公営住宅(戸建、集合)を車中から見ていただきました。次に震災遺構として公開された荒浜小学校をボランティアの説明員さんに案内され、津波の脅威や後世に残すべき教訓を教えていただきました。
宿泊ホテルに着き、眺望風呂で汗を流し、海の幸を味わいながらの懇親会。そこで今回の旅行にご参加いただきました皆様にサプライズプレゼント。東松島生まれのソックスモンキー、(お)おのくんの里親になっていただきました。(お)おのくんは宮城県東松島市「小野駅前応急仮設住宅」の人々が東松島の復興を願って生まれたキャラクターです。これまでのゆったりとした暮らしから一変、被災し先の見えない状況の中で、様々な困難に向かいながら「めんどくしぇ」とぼやきつつ、日々前向きに、新しい未来を自分たちの手で築いていこう、という思いを込め、小野のおかあさんたちが、一つ一つ手縫いして作成しています。
翌日、松島ハーフマラソンが開催されるため、早朝に石巻に向けて出発しました。石巻では語り部さんにバスに同行していただき、被災の大きかった旧市街地を巡り、被災の様子、復興の状況など説明を受けました。その中で被災した住民の方々の現在を知ることができました。仮設住宅の移転先である復興集団住宅に移っても、住民同士の付き合いが無く、コミュニケーションも上手く取れない方が多く、孤独になっているそうです。「あぁ~復興はまだまだなんだ」と強く感じました。
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